2014年2月3日月曜日

『ハッカー寺子屋』のラフイメージ

当初は自分とIPUSIRON氏の二人で『ハッカー博物館』というキテレツな博物館を作る計画だったのですが、そのコンテンツの中より「昭和をベースにしたハッカーの生活像を再現できるもの」とし、今回は昭和ということなので「電話系(Phreaking)」を軸にしました。

【Phreaking】(フリーキング)
電話回線網の不正使用。一般にネットワークなどへの侵入行為を指す。
『ハッカー寺子屋』ラフイメージ(MAD画伯の落書き)
ここに昭和の公衆電話、黒電話、衛星携帯電話、ショルダーバッグ式携帯電話、ポケベルはもちろん、当時のハッカーたちが使用していた黎明期のMac、5インチFD、錠前用ピック、盗聴器、電波受信機、電波妨害機など多数の珍品を当時のままで展示します。
Apple LC、Quadra、14インチモニター×2

どこから入手したのか謎の公衆電話

凶悪無線LAN子機と衛星携帯電話

ショルダー式携帯電話とファーム書き換えで壊したクズ携帯電話
そして、電子回路と電子基盤で作られた巨大な電子の壁、その中心でIPUSIRONというデブのハッカーがPCで巨大なネットワークを動かしている場面を演出したいと考えています。
続々と発掘されている基盤
これらのイメージはインターネット黎明期にスーパーハッカーと呼ばれ、伝説となっている2人の人物がモデルとなっています。

まず、日本で最初の電話のタダがけ事件で夢を具現化した無敵の電話スペシャリスト「mr-pbx氏」。
そして、日本のインターネットの根幹であるJPNICをヒョイと覗いてしまった無敵の元祖ウルトラハッカーの「rootzero氏」です。

自分から見たこの2人のイメージを足して2で割り、それをIPUSIRON人形に乗せて表現しようと考えました。
2人は多くの書籍で執筆していますが代表的な書籍は次の通りです。
いずれも日本のハッキング書籍としては歴史に残るバイブルだと思います。

■『Windowsの悪のマニュアルXP(石川英治 編)』(データハウス)→ http://goo.gl/K6f1YC
■『さわやかインターネット(クーロン黒沢/ガスト関/ミスターPBX 著)』(秀和システム)→ http://goo.gl/keRgc8

もちろん、部屋には「コーラの缶」「ジャンクフードの袋」「マクドナルドの包み紙」などが散乱していなくてはなりません。

また「ハッカー」といえば「ゲームジャンキー」です。
カスタマイズされたSEGAのテーブル型ゲーム筐体
昭和のゲームセンターに置かれていたテーブルゲーム機を中央に配置し、そこにMacを乗せてデブのハッカーがキーボードをガシャガシャしている情景を作ります。

さらに「ハッカー」といえば「音楽ジャンキー」です。
Technics SL-1200MK2とTEAC Model.3
こちらも、昭和のDISCO黎明期に使われていた実際の機材を用いて、当時のDJブースを再現します。DJの歴史という意味でも資料的価値もあるはずです。
世界初のピッチコントロール付きのCDプレイヤーは『怪しい少年少女博物館』に展示しています。

とにかく、無敵の三位一体!なにからなにまで「当時のモノホン」を演出できたらと考えています。
この展示品はIPUSIRON氏と自分が所有しているものばかりということで、あえて揃えたわけではありません。
振り返ってみると、自分たちも無茶苦茶な収集癖だったと、反省……するわけないです。

これらの展示を写真撮影しながら掲載していきます。
ぜひ生でご覧になってください。

■怪しい秘密基地『まぼろし博覧会』(公式サイト)→ http://maboroshi.pandora.nu/
○営業時間:9:00~17:00(年中無休)
 ※冬季営業時間(11月~2月):9:30~16:30
 ※入場は閉館30分前まで 
○入場料金:大人1200円 小中学生:600円
○電話:0557-51-1127
○住所:〒413-0231 静岡県伊東市富戸1310-1

【BGM】Afrika Bambaataa - Planet Rock (instrumental) → http://goo.gl/Rhgmf5

それではいっちょ頑張っていこかー!
気合い!ふぉーーー( ^ω^)

まぼろし博覧会へのアクセス詳細→http://goo.gl/YvtKvh