2014年2月19日水曜日

4日目:パタパタ三億円犯人装置、レーザー、ジャマー設置

いよいよ最終日。あっと言う間です。
思ったより進行が遅れているなか、ペンキがいきなり届いたりとテンヤワンヤになりました。
なにがなんでもやり上げたいので、自分は残ることにして、二人で片付ける作業だけを先にすませることにしました。

まずはパタパタ三億円犯人脅迫状装置の設置です。
普通に三億円強奪事件の犯人の指名手配画像を貼るのはつまらないので半笑いにしてみました。
半笑いの三億円強奪犯人
これは変形させるだけの簡単な作業です。

次に脅迫状の文章をイケイケのプロヘッショナル編集者としてのプライドをかけて執筆してみました。
編集歴14年のプロハカーが作った脅迫状
それをネットにある書籍のカバータイトル部分を文字に合わせて昭和っぽく切り貼りしてアシがつかないように指紋を消しました。

これをカラクリ箱に入れて据え置きにしなければなりません。
いくつかトラブルがありましたが、IPUSIRON氏がなんとか動作させました。
主犯はIPUSIRON氏であり、自分はナニも知らずに頼まれただけなので幇助ではありません。
設置されたパタパタ三億円犯人脅迫状装置
とにかく動画を観てもらえば、ナニがなんだかわかるかと思います。
パタパタ三億円犯人脅迫状装置の動画(YouTube)

人感センサーが内蔵されており、人が近づくと「パタッ」と音をたてて慌てて裏返るという単純な仕組みで、その意味のない機械的な間抜けさこそ自分たちが目指しているものなのです。
面倒なので小屋は観ないでもいいです。

次に携帯電話妨害機と20年前に作ったまま放置していたボタンの設置です。
携帯電話電波妨害装置本体

いかにもな自作アナログスイッチ
これは携帯電話の通信を一時的に遮断する妨害電波を発生させる装置により、来館者が表側でボタンを押している間だけ、携帯電話を見ると「圏外」になるというデモンストレーションを行います。

これも乾電池式を強引にACアダプターを用いて据え置きにして出力を既定より上げてみましたのでブッ壊れるかもしれませんがどうでもいいです。
携帯タイプなので電源スイッチをねじ込んだままにしておき、バッテリー通過後のプラス側をジャンパーさせてボタンでショートさせるシンプルなものです。
電池駆動時では「検索中...」となっていた表示が出力を上げているので「圏外」と表示されるようになりました。

そして「レトロハッカー検定」という来館者でも楽しめるようなムービーを作って、その画面を表側に設置しようとしましたが、透明のアクリル板がないため、動作確認を済ませるだけで先に進めなかったので、設置は次回の宿題としました。
レトロハッカー検定の動画「レトロハッカー検定v1」(YouTube)

これは認定試験好きのIPUSIRON氏が過去に同じような書籍を出版していますが、これを一般の来館者の方々でも答えられそうな優しい問題としています。

■『ハッカー認定試験(IPUSIRON 著)』(データハウス) → http://goo.gl/kDDVTx

こうしたことで一般の来館者の方々にも「技術の面白さと脅威」が実感として伝われば幸いだと考えています。

ここまでの作業でいろいろなことに気づきました。
それは、日常の生活のなかで簡単そうなことが想定外の問題でトラブルになったりしました。
逆に一般の方々が難しいと思われそうなことは簡単にクリアできました。

このようななかで「やりたいことは達成できた」と考えています。

そうこうしているうちにIPUSIRON氏が帰路についたため、明日から1人での作業となります。
幸いにもペンションが1泊延長できたので、宿はどうにかなりました。

【BGM】The Bucketheads - The Bomb → http://goo.gl/HrhzPR

おっしゃ!明日もがんばるぞー!
気合い!ふぉーーー( ^ω^)

まぼろし博覧会へのアクセス詳細→http://goo.gl/YvtKvh